恐怖の即興ゲーム・カタルタ。ウォーミングアップのはずが、電車のお題はなぜか遅刻論争へ。15分前、30分前、いや23分……と、時間にルーズな3人の告白合戦。どてらいの特大遅刻エピソードは、いいところでカードが尽きて宙吊りのまま闇へ。だがしかし、本番はここから。3人で一つの物語を紡ぐストーリーテリング版で、右手のない女性、うごめく者たち、パーツが入れ替わった世界、そして……誰かの小指を探す旅。ホラーで始まってなぜか切なく終わる、出来すぎた神話が生まれてしまった。今日もお聴き流しください。
要約
00:00:00 カタルタ、ふたたび
前回に続いて即興ゲーム・語るた(カタルタ)。カードの接続詞や副詞を使って物語を作る形式。まずは一人ずつ繋ぐスタンダード版で肩慣らし——のはずだった。
00:02:16 電車のお題が、なぜか遅刻論争へ
お題は「電車」。なのに話は遅刻談義へ。15分前、30分前、23分、22分……と時間の見積もりが無限後退。判明するのは、この3人、全員そこそこ時間にルーズであるという事実。
00:05:21 特大遅刻エピソードは、宙吊りのまま闇へ
どてらいが語る、船橋から練馬へ朝8時半集合、起きたら8時25分という特大の遅刻譚。優しい編集さん、カーシェア探し……といいところでカードが尽きて中断。本当か嘘かも曖昧なまま闇に葬られる。
00:07:53 ここからが本番、3人で神話をつくる
協力プレイのストーリーテリング版へ。「即興で話した名作が、百年後には神話になっているかもしれない」。そんな大志を胸に、即興物語が始まる。
00:11:12 右手を探す女と、うごめく者たち
物語は見渡す限りの海原から。「私の右手を知りませんか」と問う女性、うごめく者たち。襲われ崖から落ち、気づけば電車の中。何度降りても同じ車両に戻る、ループする電車。
00:18:11 パーツが入れ替わった世界
うごめく者が口を開く。「お前の右手を探しているのは私だ」。差し出された右手は、実は主人公のものだった——ここは体のパーツが少しずつ入れ替わった世界。パーツを返すと、うごめく者は人の姿に戻る。
00:26:38 小指を探す旅へ
天井を割って現れた巨大な手にも小指がない。自分の小指を差し出すと、まばゆい光とともにいつもの通勤電車で目が覚める。だが右手の小指だけが他人のもの。主人公は「誰かの小指を探す旅」に出る。
00:31:12 カードが転がした、出来すぎな一貫性
感想戦。右手を探す話が小指を探す旅で終わり、ホラーが切なさに着地。前回のカオスと違い、今回は「パーツの入れ替わり」でテーマが一貫。偶然にしては出来すぎ、と3人も驚く。
漠然なる気付き
時間に余裕を持たせようとすると、見積もりはなぜか無限後退する(15分→30分→23分…)。
いいところでカードが尽きると、真実は闇に葬られてリスナーが眠れなくなる。
ホラー展開のはずが、パーツを「返し合う」優しい世界観にすり替わっていた。
右手の話が、気づけば小指の話にすり替わっている。物語は縮小再生産される。
即興で作った話ほど、後から振り返ると妙に一貫性があるように見えてしまう。
語るたは、電車という日常的なお題からでも異空間へ簡単にジャンプできる。
「誰かの小指を探す旅」というエンディングは、続編を望まれても困る絶妙な余韻。
本日の漠然マイスター
ハマナカ
紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営している。漠然スタイルは「神降ろし」。研究家気質で、他人の漠然感の分析に余念がない。 Instagram
どてらい
物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆、トンチキ企画担当。漠然スタイルは「イタコ」。自分を単なる容れ物と考えているイカれた男。 Instagram
めとろ
某出版社の編集部員。DJとしての顔も持ち、音楽活動はライフワーク。思慮深く熟考を重ねるが、根は素直。漠然スタイルは「疑問」。漠然とは何かという根幹に切り込む、なかなかの逸材。本日、一級漠然マイスターに飛び級合格。
インフォメーション
もとむ! 投書(メール)職人!
あなたが普段抱いている、ぼんやり言葉にできない言葉。
こちらの投書箱にどしどし投げ込んで!
漠然マイスターが、番組内で言葉にします!
図鑑に載ったり、Podcastで読まれたり、漠然グッズになったりするかも……?
ホームページもみてね
漠然マイスターたちが日々研究している内容がここに!
まさに漠然らいぶらりの本拠地だ!

















