今回はギャルマスター☆ゆかりんが漠然#12.5の出演回で話しきれなかった漠然を披露。
「満員電車のトレポジスキル」に始まり、「あみだなこわい」、「傘かけ手すりの陰謀論」と盛り上がるも、徐々に「ギリギリでいつも生きていたい女」としての性が明かされていき……。
学会でも新たに研究対象としたい「脊髄トークと脳みそトーク」も発見できた有意義な回。
毎週金曜20:00に繰り広げられる「終わらない雑談」は、今夜も少し賑やかにお送りいたします!
要約
00:00:00 満員電車のトレポジスキル
ギャルマスター☆ゆかりんが、漠然#12.5では話しきれなかった“予選落ち漠然”を持って登場。最初のテーマは、満員電車で次の駅で降りるのに目の前の席が空いたら座るべきか問題。座らないと通路をふさぐ。けれど座ると次の駅で立つのが大変。ゆかりんは東京メトロ千代田線での経験をもとに、最近は「座る派」に転向したと語る。どてらいはトレ乗りスキルが低く、そもそも座席前の控え通路に参入できない。ハマナカは混雑状況を見て合理的に判断する。満員電車の中には、座る、立つ、どく、詰めるという高度なトレポジ判断が潜んでいた。
00:10:14 あみだなこわい
続くテーマは、電車の網棚。ゆかりんは背が低いため、荷物を網棚に載せるにも取るにもエネルギーが必要で、さらに揺れで荷物が移動してしまう恐怖もあると語る。加えて、自分が座っている上に他人の荷物を置かれることにも圧迫感がある。議論は、網棚を使う権利は誰にあるのかへ。座っている人、座席前に立っている人、控え通路の人、ダンスフロアの人。遠くから荷物を放り込むように置く行為は、もはやスリーポイントシュートではないか。網棚は便利な設備でありながら、忘れ物、落下、距離感、マナーが入り混じる、かなり繊細な空間だった。
00:25:14 傘かけ手すりの陰謀論
話は、電車やトイレでの忘れ物へ。どてらいは、電車の端の手すりに傘を引っ掛けた瞬間「俺、賢い」と思うが、ほぼ確実に忘れると告白。ゆかりんも、高い傘を買えば忘れない作戦を試したものの、2回目で置き忘れて大ダメージを受けたという。あまりにも気持ちよくハマる傘かけ手すりは、忘れさせるために存在しているのではないか。置きやすい場所は、置いた瞬間に「そこにあるべきもの」になってしまう。トイレットペーパーの上の棚、玄関前の荷物、傘かけ手すり。親切な置き場ほど、人の記憶から荷物を消していくのかもしれない。
00:34:49 ギリギリでいつも生きていたい女
忘れ物の話から、ゆかりんの本質が明らかになる。彼女は常にギリギリで生きていたい女だった。電車に乗る10分前に駅に着くのは損した気分になる。できれば2、3分前にちょうどよく着きたい。早めの電車を調べても、それを知っているから結局一本後に乗ってしまう。余裕があるとコーヒーを飲んだり、別のことを詰め込んだりして、わざわざギリギリを作り出す。夏休みの宿題も、余裕があると漢字ドリルの字を丁寧に書き始めてしまうため、最後の1週間でスター状態になって終わらせるタイプ。ゆかりんは、ギリギリジャンキーなのだ。
00:49:20 脊髄トークと脳みそトーク
最後は、ゆかりんの話し方から「脊髄トーク」と「脳みそトーク」という新しい漠然が発見される。ゆかりんは、何も考えずに口が動き、あとから「あれは何だったんだ」と反省することがあるという。ハマナカは脳で処理してから話すタイプ、どてらいもかつては脊髄トーク時代があったが、現在はかなり脳みそを通すようになったと語る。脊髄トークは勢いがあり、愛嬌もあるが、相手や場を選ばないと事故になる。脳みそトークは慎重で、処理された言葉を出せる。ゆかりんは今後、少しずつ脳みそトークを増やしていくのか。学会としても継続観察したい、有意義な研究対象が生まれた。
漠然なる気付き
満員電車で目の前の席が空いた時、座るか座らないかは単なる好みではなく、混雑緩和、降車タイミング、周囲の通行を含めたトレポジ判断である。
「次の駅で降りるのに座る」は一見ムダに見えるが、満員電車では空いたスペースを埋めるという意味を持つことがある。
座席前の控え通路に行ける人と、ドア前のダンスフロアから抜け出せない人では、同じ電車内でも見えている世界が違う。
網棚には、荷物を置く権利のようなものがある。座っている人、席前に立つ人、控え通路の人では、心理的な距離が違う。
遠くから網棚に荷物を置く行為は、かなりスリーポイントシュート感がある。決まれば便利だが、周囲には少し圧がある。
置きやすい場所は、忘れやすい場所でもある。傘かけ手すり、トイレットペーパー上の棚、玄関前の荷物は、親切すぎるがゆえに記憶から消えやすい。
傘かけ手すりは、あまりにも傘がハマりすぎる。あれは本当に傘のための場所なのか、傘を忘れさせる装置なのか、学会として要検討である。
「高い傘なら忘れない」は通用しない。忘れた時のダメージが増えるだけで、忘れ物の構造問題は解決しない。
ゆかりんは、ギリギリで間に合う快感を知ってしまったギリギリジャンキーである。余裕があると、余裕を埋める行動をしてしまう。
ギリギリ行動は集中力を生むこともあるが、遅刻、忘れ物、品質の不安定さと隣り合わせである。人にはおすすめできない。
夏休みの宿題の進め方には、かなり人格が出る。ゆかりんは最後の1週間でスター状態になるタイプ。ハマナカは序盤に少し進めて満足し、最後に仕上げるタイプ。どてらいは9月1日タイプ。
脊髄トークは、脳を通さずに口が動くトークである。勢いと愛嬌はあるが、場を選ばないと事故になる。
脳みそトークは、いったん処理してから言葉を出すトークである。安全性は高いが、脊髄トークの瞬発力には憧れもある。
どてらいにも脊髄時代があり、今は脳みそ時代へ移行した。人には脊髄紀、脳みそ紀のような地層があるのかもしれない。
第18回は、電車、網棚、傘、忘れ物、ギリギリ行動、脊髄トークまで、ゆかりんの漠然が次々に爆発した回だった。予選落ちどころか、完全に決勝戦である。
本日の漠然マイスター
ハマナカ
紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営している。漠然スタイルは「神降ろし」。0から1を作ることに没頭しているうち、その身に神を宿す術を習得しつつある。マイスターとしては研究家気質で、他人の漠然感の分析に余念がない。
どてらい
物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆、トンチキ企画担当。最近、古畑任八郎という人格が発現した。漠然スタイルは「イタコ」。グッと集中すれば他の人格を憑依させられるし一時的な記憶の塗り替えも可能。自分を単なる容れ物と考えているイカれた男。
ギャルマスター☆ゆかりん
フォトグラファー。自分自身はギャルではないが、迷ったり、悩んだりしたときに心のギャルズと対話して解決する合議制モデル思考&ワタシマルチアカウントの使い手。
漠然スタイルは「刹那」。
「時間ギリギリに動く」、「脳を通さず脊髄で喋る」といった、今、この瞬間を直視することで漠然を拾う。
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