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「モノタロウ」という寓話を作った話
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「モノタロウ」という寓話を作った話

カタルタで遊ぼう! ~勇者たちは西へ、東へ編~ 漠然#34

今回もおみやげ邸からお届け!

まるで山賊のように押しかけて来たハマナカ、どてらいとともにカードゲーム「カタルタ」に挑戦。

接続詞や副詞が書かれたカードをめくりながら、出た言葉に合わせて会話を紡いでいく……はずが、地元の定義、好きな季節、アンコウ鍋、泳げない男、職質の話まで、いつものように右往左往。

後半では、ストーリーテリング版のカタルタを使って即興物語づくりへ。

人類誕生前の荒野から始まった物語は、勇者、犬、鬼、おばあちゃん、巨大ロボット、科学者イノシシ、ロケット、宇宙大戦争へと転がっていく!

おみやげの話術が光り、ハマナカの神話性が暴れ、どてらいが余計な寄り道を置いていく。

カタルタって、こんな壮大な遊びだったっけ?

毎週金曜日に配信している「終わらない雑談」。
今日もお聴き流しください。

要約

00:00:00 恐怖の遊び、カタルタ

おみやげ邸で、ハマナカ、どてらい、おみやげの3人がカードゲーム「カタルタ」に挑戦。接続詞や副詞が書かれたカードをめくり、その言葉に合わせて話を続けていく。ルールは「話が淀んだら負け」。ゆるいようで意外と難しい、言葉の反射神経ゲームが始まる。

00:03:02 地元って、どこから地元?

どてらいの出身地の話から、「地元」の定義について考えていく。生まれた場所なのか、長く住んだ場所なのか、思い出が強い場所なのか。ハマナカとおみやげも、それぞれ自分にとっての地元の曖昧さを語る。説明しやすいから地元と呼ぶ? 自分が地元だと思った場所が地元? カタルタは、早くも概念のぬかるみに足を踏み入れる。

00:05:34 春派、冬派、アンコウ派

「春は好きか」という話題から、好きな季節の話へ。花粉症、日が長くなるうれしさ、夏の生命力、冬の食べ物など、それぞれの季節観が語られる。冬の魅力といえば鍋。そこからアンコウ鍋、アンコウの生息地、深海ダイビングと、話はどんどん軌道をそれていく。泳げないどてらいが深海に行けるのかという問題が浮上。このあたりはもう、よくわからない。

00:10:00 泳げぬ男と救命胴着

海に囲まれた日本では生存競争上かなり不利なのではないか。そんなハマナカのひと言から、どてらいは常に救命胴着を着て暮らすのが幸せなのでは、という説が浮上。それはそれで警察に声をかけられそうだと不安を滲ませるどてらい。救命胴着が怪しいのか、どてらいが怪しいのか、まあ、そんな話になるわけだ。

00:16:35 勇者たちは西へ、東へ

カタルタ2本目は、ストーリーテリング版に挑戦。

太古の時代、人類がまだ生まれていない荒野から、物語は始まる。光によって最初の人間が生まれ、星座に導かれ、勇者に選ばれるという、どこかのロールプレイングゲームもビックリな壮大な展開へ。

犬のような仲間、定まっていないもう一つの存在、鬼、きび団子、おばあちゃん討伐など、明らかにどこかで聞いたことのある要素を交えながら、勇者たちは西へ、東へと旅を続ける。

00:34:39 ギャラクシーオペラ、これにて閉演!

100年を超える旅の果てに、おばあちゃんは巨大ロボットに乗って登場。勇者たちは肉と肉を結び合わせた合体フォーメーションで勝利するが、目的を失った一行はなぜか宇宙を目指すことに。

何を言っているかわからないだろう? こうして話している私もよくわからない。

科学者イノシシ、なだれ、巨大化する犬、ロケット、スーパーイノシシ人を経て、物語は宇宙大戦争へ突入。最後におみやげがタイトルを「モノタロウ」と命名し、壮大すぎる即興神話は幕を閉じる。なんだったんだ、この話は。

漠然なる気付き

  • カタルタはバージョンによってゲーム性と求められる力が変わる。スタンダードは短い言葉でスパスパ話を進めていく瞬発力が肝要。対してストーリーテリングはある程度長文でも起承転結を作る構成力が試される印象だ。

  • 意外性のある言葉選びに定評のあるおみやげだが、意外やカタルタでは話を進めていく調整役として活躍。逆にハマナカとどてらいは暴走気味。ポンコツ。

  • カタルタは、話者が自分のターンを喋り終え、次の人のカードをめくるスタイルがテンポを下げずに進められていい。

  • 一方、勝敗を決めるゲーム性についてはもう少しアイデアが必要。

  • 「地元」はかなり曖昧な概念である。生まれた場所、長く住んだ場所、思い出が濃い場所、説明しやすい場所など、判断軸が人によって違う。

  • 好きな季節の話は、食べ物、体調、花粉、日照時間、思い出にすぐ分岐する。季節とは気候ではなく、生活感情のパッケージなのかもしれない。

  • 泳げない人間が海洋国家で暮らすことには、本人が思っている以上の緊張が潜んでいる。救命胴着常用説は一見バカだが、本人にとっては切実かもしれない。

  • 即興物語では、勇者はなぜか西へ向かいがち。

  • 人類誕生前の荒野から宇宙大戦争まで行けるのだから、カタルタは恐ろしい。言葉はカード1枚で宇宙まで飛ぶ。

本日の漠然マイスター

ハマナカ

紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営している。漠然スタイルは「神降ろし」。0から1を作ることに没頭しているうち、その身に神を宿す術を習得しつつある。マイスターとしては研究家気質で、他人の漠然感の分析に余念がない。

ハマナカのInstagram

どてらい

物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆、トンチキ企画担当。最近、古畑任八郎という人格が発現した。漠然スタイルは「イタコ」。グッと集中すれば他の人格を憑依させられるし一時的な記憶の塗り替えも可能。自分を単なる容れ物と考えているイカれた男。

どてらいのInstagram

おみやげ

某出版社で編集をしているどてらいの友人。コンビニにエモさを感じとり、ネオイオン国家構想に心躍る過激派。ぼろ雑巾のようなちーちゃい犬を目にすると笑いが止まらなくなるという悲しい体質を持っている。
漠然スタイルは「複眼」。何かを見聞きする時、直感的にフィルターをかけ多角的な見方をする。その独自的な表現は、笑いのツボが浅いどてらいの腹筋に致命傷を与え続けている剛の者。

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